何年後かのお話
気付けば、季節が変わり始めましたね。私のお腹もすっかり大きくなり、いよいよという感じです。
さて、最近のこと。
一歳半を過ぎた息子は、当たり前ですがやれることがたくさんになりました。言葉や行動、知恵もついてイタズラ盛りです。毎日、飽きないほどに面白い事ばかりして見せてくれています。
私はと言うと、有難いことに相変わらず健康なまま順調に来ています。主人とも、年々というより日に日に話が深く深く出来るようになり(転職を機に時間がとても増えたのです)より良い関係が進行中です。
色々な困難があっても、穏やかに思いやりを持って過ごしたいです。
そして、最近もっぱら主人とのティータイムのお話は「将来」についてです。
将来、といっても子供の将来ではなく。家族の将来についても話しますが、どちらかというと自分たちの夢。
夢、密かな夢。願望。希望。
妊娠、子育て、妊娠中子育て、と何かとドタバタしてしまう期間。私も主人も、色んな余裕がもちづらくなっています。
私は、小さな小さな事で言えば睡眠を取りたい。妊娠中は中々眠れず、赤ちゃんのお世話が始まればまた何時間置きの睡眠に。
休みの日にゆっくり、たまには朝寝坊や寝たい時に昼寝をしたい。そんな些細なことも、今の私たちには夢です。(夜中も朝も主人は起きてくれるのです。なので、余裕のある時やお疲れな時はお寝坊さんさせてあげて、お休みの日は私をお昼寝させてくれています。いつか二人で…)
とても幸せな最中にいるのですが、お互い自分のやりたいことが山ほどあります。
私について言えば、元々結婚願望がなく子供を産むことさえ想像していませんでした。お仕事はずっとする気でキャリアを積みたいと思っていたし、何事も自分が輝けるように頑張っていたかったのです。
なので、贅沢と言われてしまえばそうなのですが専業主婦というお仕事は私には精神的にとても辛いものです。
もちろん専業主婦は立派なお仕事です。しかし、果てしなく仕事があり。その割にやってもやっても満足感がなく。いくら主人が褒めてくれても、ぽっかりとした気持ちになります。
子供とその小さな小さな家庭という空間にいることが、こんなにも息苦しいとは思いませんでした。
結婚した幸せ、子供がいる幸せ、とは別なのです。
いつもそんなことを考えているわけではありませんが、やはり社会との繋がりがないというのもしんどさを覚えます。
そして、上記したようにやりたいことがたくさんあるのに中々時間が作れないことの焦りがありました。
家族のため、綺麗ごとだなぁと。
家族のため、という言葉がどれ程の力があるのか。もちろん、もちろん、家族は大切で優先しなければならないことも、本当に家族のためを思ってやることもたくさんあります。
世の中のお母さん、専業主婦さん、そんな綺麗な言葉で受け入れられることばかりではないですよね。お母さんだって、妻だって、人間です。主人は本当に優しくその事も気を遣ってくれるのですが、いかんせん働いてない負い目や主人子供が気になって心から出来ることも少ないですよね。
それがストレスとならないよう、我が家は主人と話をすることで奮起しています。
本当に子育て中って幸せで楽しいのですが、本当に大変です。
我が家は、子供三人を予定しています。
25で長男を産んだので、27今年に二番目が生まれ、順調に授かれば29で三番目を。
その三番目の子が一歳になったら(余裕が出れば半年)お仕事をしたい。
三番目の子が三歳になったら、子育てひと段落としよう。
そんな計画をして、今から5年後の楽しみを話し合います。
主人とデートも行きたい、モーニングなんかもいいね、映画館も美術館も行きたい、私は裁縫や読書もしたいし、ボランテアなんかもいいかも、フットサルもスノーボードも行きたいと主人…
たくさんやりたいことがあります。
普通に大人が、人間がしてること。ゆっくりご飯を食べるとか寝るとか、そんなことから旅行や仕事、起業なんか大きな夢まで。話すととっても楽しくて、今をより頑張れます。
どんなことも幸せなだけってことは難しいから、困難も糧にして幸せに変えていけたらいいなぁ。
あんなにも合わないと思っていた結婚や子育て専業主婦…やっぱり合わないです。主人も私も、何かに縛られるような生活は合わないのです。でも、それでも幸せだから。自分たちが選択したより幸せのために、大変なことはお互いに支え合って、お互いに思いやって、乗り越えて行きたいと主人と話します。
あと10年もすれば、息子は私の胸の中で寝たり当たり前に手を繋いで歩いてくれなくなるでしょう。
しっかり繋いでいないと危なくて神経を使ってばかりな毎日も、いつか終わりが来てしまうから大切に大切に…
自由がほしい、自由と引き換えに子供は自由をモノにしてしまうという寂しさ。どちらがいいとは言えないから、どちらも楽しんでおきます。悔いないように。
尊敬して心から信頼している主人と、たくさんの可能性のある息子たち、みんなで素敵な家族になりたいです。これも、夢のひとつです。